ワクチンはいつ接種したらいいの?
ワクチン接種による抗体の生成は、母犬から譲り受けた免疫が高く残っている場合は、その免疫によって妨げられてしまいます。ですから、母親譲りの免疫がなくなるころを見計らって何回かのワクチン接種を行うことになります。この時期は個々の子犬によっても異なりますし、また伝染病の感染の危険性も地域によって違います。獣医師の先生に相談して、あなたの愛犬に最適なワクチネーションプログラムを選んでもらってください。ワクチンによる免疫は一生続くものではありません。毎年一回のワクチン接種をお勧めします。
一般的に仔犬の場合、生後8週から9週目に入らないとワクチンを接種しても体内に残っている移行抗体がワクチンのウイルスを中和してしまい効力が期待できないと言われています。しかし最近では、本来なら十分な移行抗体があるとされている生後4週前後の仔犬でも、十分な移行抗体を持っていないこともあります。
そのこともありできるだけ早いワクチン接種が、病気の早期予防のためにとても大切です。生後7週目前後に1回目のワクチン接種をした仔犬の場合は、その1ヶ月後に2回目、またその1ヶ月後に3回目の接種をお勧めします。その後は1年後の接種となります。
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