子犬のワクチン接種は、種種の感染症から子犬を守る有効な手段です。
最近では、生後4週前後の仔犬でも、 十分な移行抗体を持っていないこともあるので、きるだけ早いワクチン接種が必要です。

 

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ワクチン接種  子犬の病気

子犬の病気 ワクチン接種

 

ワクチン接種

 ワクチン接種は子犬を病気から守る上で、極めて有効な手段です。子犬は環境の変化や親犬との離別によるストレスなどで様々な病気を発症するケースがあります。特に子犬の死因として多いものが犬システンパー犬パルボウィルスなどの感染症です。成犬であれば、十分に対抗できるウイルスでも、このころの子犬はまだ免疫力が弱く、様々なストレスもあり病気にかかりやすい状態と言えます。十分に注意をおこなってあげてください。これらの感染症はワクチン接種で予防ができますので、定期的なワクチン接種を忘れずにおこなってください。

なぜ、ワクチン接種が必要なのか?

 仔犬は、生れてすぐに母犬のお乳を飲むことによりウイルスや細菌に対する免疫を譲り受けます。この免疫により生れてからしばらくの間は、病気の感染から守られますが、この免疫は徐々に低下していき、仔犬は感染に対して無防備になってしまいます。そこで、ワクチン接種することにより、今度は仔犬自身に免疫をつくらせることが必要になるわけです。

ワクチンはいつ接種したらいいの?

 ワクチン接種による抗体の生成は、母犬から譲り受けた免疫が高く残っている場合は、その免疫によって妨げられてしまいます。ですから、母親譲りの免疫がなくなるころを見計らって何回かのワクチン接種を行うことになります。この時期は個々の子犬によっても異なりますし、また伝染病の感染の危険性も地域によって違います。獣医師の先生に相談して、あなたの愛犬に最適なワクチネーションプログラムを選んでもらってください。ワクチンによる免疫は一生続くものではありません。毎年一回のワクチン接種をお勧めします。

 一般的に仔犬の場合、生後8週から9週目に入らないとワクチンを接種しても体内に残っている移行抗体がワクチンのウイルスを中和してしまい効力が期待できないと言われています。しかし最近では、本来なら十分な移行抗体があるとされている生後4週前後の仔犬でも、十分な移行抗体を持っていないこともあります。
 そのこともありできるだけ早いワクチン接種が、病気の早期予防のためにとても大切です。生後7週目前後に1回目のワクチン接種をした仔犬の場合は、その1ヶ月後に2回目、またその1ヶ月後に3回目の接種をお勧めします。その後は1年後の接種となります。

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