そのため購入者は血統書を信じるしかないのですが、現在この血統書も発行する団体が多数あり、団体間での明確な統一基準がないので、本来の意味での血統書の役割を十分に果たしていないのが現状です。こうした流通の不透明さを悪用した悪徳業者が、すでに病気の子犬を販売したり、犬種の明確でない子犬を販売し,
実体のない血統書が送られてきたり、あるいは血統書が送られてこないなどのトラブルが発生します。
また、販売後の飼育説明が十分でなく、病気や死に至った場合でも、動物販売業者の中には生体を販売しているので引き渡し後の責任はもてないという業者も少なくありません。子犬の購入の際は、子犬だけを見て決めるのではなく、その動物販売業者が信用できるかどうかを見極めることもトラブルを未然に防ぐうえで大切です。
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